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保育士が持っていると就職で有利な資格ってあるの?
保育士関係の資格ってたくさんありますよね。
これから保育士を目指す方、転職で保育士を目指す方が気になるのは、
「資格を持っていると就職に有利になるの?」という点ではないでしょうか?
結論から言うと、就職で有利な資格はあります!
近年、保育士業界のレベルは上がっており、人材不足とはいえたくさんの資格やスキルを持っている人が優先して採用されます。また、資格は一度とっておくと今後転職する際にも活用できるのでとっておくメリットは大きいでしょう。
それでは、持っておくと有利な資格を紹介します!
保育士におすすめ、就職に有利な資格!
幼稚園教諭
幼稚園は保育園とは違い学校という扱いになるため、幼稚園教諭免許という資格が必要になります。
幼稚園教諭には1種免許状、2種免許状、専修免許があります。
それぞれに大きな違いはありませんが、職場によって給料に多少の差があるようです。
近年、少子化に伴い保育園と幼稚園の幼保一元化が進んでいるため、保育士の資格に加え幼稚園教諭免許を持っていると非常に有利です。
しかし、幼稚園教諭の取得難易度は高く、現状合格率が10%未満です。
難易度が高いからこそ持っていることのアドバンテージは非常にありますね。
チャイルドマインダー
あまり聞き慣れないかもしれませんが、保育士と一緒に持っておくと非常に有利になります。
チャイルドマインダーは個別保育のスペシャリストです。
保育園が集団保育なのに対し、数人の少人数を対象に質の高い保育を行うのがチャイルドマインダーです。
ただ保育を行うだけでなく、教育や健康管理も行います。
保育士が国家試験なのに対し、チャイルドマインダーは民間資格になっており、指定認定機関が指定する養成講座を修了後試験を受けることで取得することができます。
合格率は非常に高く、民間資格ながら信頼性が高いので持っておくと就職で有利になるでしょう。
ベビーシッター
今までベビーシッターに特に資格は必要ありませんでしたが、2000年11月から認定試験制度になりました。
資格がなければ働けないというわけではありませんが、持っていると有利になります。
合格率も高く、比較的簡単な試験なので受験条件を満たしているなら受けることをおすすめします。
子供を預かる保育園とは違い、依頼主の自宅で0~12歳くらいまでの子供を保育する仕事です。
保育士としてベビーシッターの資格をもっていると正社員でなくともパートやアルバイトで働くことができるため、就職の幅が広がりますね。
絵本専門士
絵本専門士は絵本に関する高度な知識を技術、感性を備えた絵本の専門家のことです。
絵本を読み聞かせ、子供達の知識や感性を育みます。
活躍の場は、幼稚園・保育園・学校・図書館、その他絵本を使う活動や絵本に関する指導や助言など様々あります。
この資格は絵本専門士養成講座を受講する必要があり、取得には条件があります。
- 子供や絵本に関する資格を有する
- 絵本に関わる実務経験が3年以上ある
- 絵本に関わる活動が3年以上ある
- 絵本学・児童文学・美術学についての研究実勢を有する
上記のような条件がありますが、様々な場所で活躍できるので需要が高く、就職において有利になります。
また、楽しみながら取得できる資格として人気が高い資格になっています。
運動保育士
運動保育士は運動と保育を教えるスペシャリストです。
子供達が身体を動かす機会を与え、運動能力とともに頭脳と精神の発達を促します。
運動保育士は民間資格で、運動保育士会こどもプラスの講座を受講することで認定されます。
近年、運動に力を入れている保育園が増えており、運動保育士の資格があれば有利になるでしょう。
チャイルドケア
チャイルドケアはアロマやハーブ、フットケア、東洋医学などの自然療法を取り入れたホームケアやベビーマッサージを学び、育児と育自をサポートするスペシャリストです。
海外の保育園や幼稚園ではすでに広く行われており、日本では少しずつ増加傾向にあります。
チャイルドケアには7つのコンセプトがあります。
- 子どもを取り巻くすべての環境から考える
- 自然療法から考えるチャイルドケア
- 育児と同じように育母していきましょう
- 感性を磨きましょう
- 言葉の大切さを知る
- ふれあいとタッチ
- 「いのち」と「生きる」ことを考えて、伝えていきましょう
ケアの対象は基本的には子供ですが、保護者にも行うこともあります。
チャイルドケアの知識を身につけることで自然療法やメンタルケアなどが行えるので、持っておくとアピールポイントになりますね。
チャイルドコーチング
チャイルドコーチングは子供の潜在能力を引き出すチャイルドコーチのことで、子供の自発的成長を促します。
子供の精神面をサポートするお仕事なので、保育園や児童福祉施設やセミナーの講師など、活躍の場は多岐にわたります。
チャイルドコーチングは民間資格で、チャイルドコーチングアドバイザー、チャイルドコーチングマイスターの2種類があります。
働き方や資格のとり方が異なるので、ご自身に合ったものを選びましょう。
チャイルドケアと同じく、子供のメンタルケアに強いので持っておくとアピールポイントになります。
保育士の資格があると有利な職場は?
せっかく取った資格、就職が有利になる職場はどこでしょうか?
普通に保育園に就職するだけでも複数の資格を持っていると優遇されますが、保育園以外の施設でも優遇される場合がありますのでその一例をご紹介します!
託児所
最近では自動車学校や美容院、ホテル、デパートなど託児を行う施設が増えてきました。
また、スポーツやコンサートなどのイベント時に託児するアルバイトやベビーシッターも増えてきており、保育士関係の免許がある人が優先的に採用されます。
学童保育・児童館
今までは資格がなくても働ける場所でしたが、2015年に放課後児童支援員の資格があると就職に有利になりました。
この資格は新しく、取得している人が少ないですが、一定の条件をクリアすると取得することができ、学童保育に就職する際は非常にアドバンテージになります。
幼児教室の先生
こちらも資格がなくても働ける場所ですが、保育士の資格があると有利になる職場です。
有資格者ということで保護者の安心感にもつながりますね。
まとめ
保育士が持っていると就職に有利な資格についてご紹介しました。
聞き慣れない資格もあったでしょうか?
簡単に取得できるものから難しいものまでたくさんありますが、やはり資格があると就職に有利になるのは間違いないですね。
今回紹介した以外にも、意外に簡単に取得でき、しかも就職に有利になる資格は実はたくさんあるんです。
就職活動おいては、こういった情報をいかに仕入れるかが大切になってきますね。
近年は保育士関係の仕事の需要が高まってきており、売り手市場になってきています。
売り手市場といえど、やはり質の高い人材が優先で採用されるため、今回紹介したような資格を取得して有利に就職活動を進めたいですね!